私が写真を職業にするきっかけを振り返ってみると、結構曖昧にしか答える事が出来ない。
何故だろう。
将来の職業に対して関心を一番持っていたのは、中学、高校の頃だったと記憶している。
しかし、20代の頃は、音楽に傾倒していたり(Jazz/Hard Rock)、オートバイレースにハマッて
いたりであまり仕事をしていなかった。
ナントご気楽、極楽な毎日だったのか。
現在と言えば狂ったような仕事中毒な毎日。
人生、つじつまが合うようになっているのかしれない。
しかし最近不安に思う事が一つある。
それは、筋力が落ちたことだ。
撮影するには支障は無いが、たまにバイクで峠を飛ばしていると筋力の無さを痛感させられる。
歳のせいか、運動不足が祟っているのか、情けない只のオヤジになってしまっている。
前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ本題に移るとします。
私は岐阜県生まれで、東京に出てきた目的は好きな音楽を勉強する為だったはず。
なのに今はカメラマン。
大した意味もなく趣味でやっていた写真がだんだん面白くなり、写真を仕事にしたらさぞかし楽しいだろうな。と、
甘い考えで写真学校も写真家の弟子も経験せず、いきなり職業にしてしまって、
最初はどこに仕事が有るのか分からず、ただ闇雲に写真を撮りまくっている毎日。
暇を持て余し、何して時間をつぶそうかと思案するうちにだんだん不安で頭が一杯になってきて毎日眠れない。
これはまずいと思い、知り合いから音楽評論家を紹介してもらって、まずは腕試しで
Jazz LIVEを撮影。
幸運にも出演のミュージッシャンに評価して頂き、CDジャケットや宣材用ポートレート等の仕事が出来るようになった。
若い頃、夢中になって聞いていた音楽で、運を掴んだと思います。
それからは音楽関係以外にも、建築、インテリア、車雑誌、ブライダル等、仕事の幅も広がり今日に至っています。
また、1998年よりコンピュータによる画像処理、CD-R書き込み等の仕事も始めています。
これからも前向きな姿勢で、お客様に喜んでもらえるような仕事を致しますので、宜しく御願い致します。